データ編集・加工は、複数のデータを統合したり、1つのデータに集約したり、また1つのデータを分割したりする作業です。他にも、抽出や演算、項目名の編集なども行います。例えば、様々な部署や事業所で作成された販売データを月次報告として取りまとめる、といった場面で活用されます。
データ変換・ファイル変換は、規格の異なるソフトウェアで作成したデータやファイルを変更することにより、表示や編集を可能にすることです。データやファイルの他に、コードや媒体なども変換できます。
データクレンジングとは、データの表記ゆれや誤記などを修正し、不要なデータを削除することです。日々蓄積されたデータは、古いものや新しいものも混在し、そのままのデータでは使い勝手はよくありません。データをクレンジングすることで、データの品質は向上し、より精度が高いマーケティング資料や顧客リストの作成が可能になります。
データ統合・データ移行とは、企業の合併に伴うシステム統合やシステムのリプレイスの際に発生する作業です。基幹システムをはじめ、多種多様なアプリケーションやデータベースから抽出されたデータについて必要なデータを抽出し統合したり、新システムへデータを移行したりします。
さまざまなデータを編集・加工したとしても、データの品質を維持していくこと、運用していくことが重要となります。データを運用していくためには、ITスキルの高い人材を専任させるのが望ましいですが、現実は本来業務との兼任となり、担当者の業務負荷がかかってしまいます。